3月1日コクソの話何故タイトルに「コクソ」とカタカナで表記したかというと、漢字の表記が違う場合があるからです「刻苧」「木屎」とどちらも同じ読みで用途も欠損を埋めるというのは同じなんですが材料が違うのです。 チルコロの金継ぎ教室では欠損が大きい時は「麻」を、ある程度ならば「木粉」を入れてもらっ...
2月16日漆下地漆下地とは塗りに入る前に欠損を補強したり肌を整える為に使う、建築で言う所のセメントみたいなものです、錆やコクソもこの一部ですが今回は「地の粉」について説明していきます。 地の粉とは、各漆産地で漆の下地として水で練ったものや糊と練ったものを生漆に混ぜて使うもので、土や砂、珪藻...
2月16日漆について漆とは、漆の木を傷つけると出てくる樹液の事で様々な加工をすることにより塗料としてや接着剤としても使用する事のできる非常に万能なものです。金継ぎも最終的な加飾を含めてすべての工程で漆をつかっていきます。 日本をはじめとする東アジアに生える漆ですが日本や中国のものはウルシオール...